『大奥～永遠～[右衛門佐・綱吉篇]』を観ました(*´▽｀*)✩

実は私、堺雅人さんと菅野美穂さんは、とても好きな俳優さん
なのです
これは見に行かない筈がない！・・・ってな訳で劇場まで行って
参りました

　

予告編もどうぞ



この大奥は、ご存知の方も多いと思いますが、白泉社の雑誌
『Melody(メロディー)』で絶賛連載中の漫画が原作です。
作者は『よしながふみ』さん
ズバリ！男女の立場が逆転した大奥が舞台です。
将軍が女性で、御台や側室たちが男性なのですよ～
なんでこんなことになってしまったかと言うと、恐ろしき死の病、
伝染病の『赤面疱瘡(あかづらほうそう)』が流行り、何と男性は
数が四分の一にまで減ってしまいます。
苦肉の策で女性が男性に代わって社会を背負うことになり、
将軍も死亡率の低い女性が担うこととなったからです。

男女の立場がひっくり返ったら・・・さぞかし女性の為の、それは
それは楽しい世界が繰り広げられていくと思いきや、そうでもない
のですよ。


はい、ざっとあらすじ

男女逆転の世が誕生した三代将軍家光の時代から30年。
時は元禄、才能と美貌を備えた五代将軍綱吉(菅野美穂)の時代。
徳川の治世は最盛期を迎えていたが、大奥では後継者を巡って
正室と側室の激しい派閥争いが起こっていた。
そこに、貧しい公家の出身ながらも並外れた才気を認められ、
京から右衛門佐(堺雅人)という男が大奥入りを果たす。
やがて右衛門佐は、類いまれなる野心と才覚で巧みに綱吉に
取り入り、総取締として大奥での権勢を掌中に収めていった。


この後、多少のネタバレありです

徳川5代将軍綱吉と言えば、徳川幕府きっての悪政をしいた将軍
として名を知られています。
『生類憐れみの令』ですね。
人間である自国の民よりも犬や、その他の生き物を尊重するような
結果となってしまったという。
日本史で習ったときは、『この将軍・・・アホなの？』くらいに
思ってましたけど、この映画では世継ぎを残すことを強いられて、
飼い殺しにされている悲しい女将軍・綱吉が丁寧に描かれてい
ました。
才知に恵まれた女性なのに、政治から遠ざけられて出産だけに
専念しなくてはいけないなんて・・・。
年老いた父のために発布した悪令。綱吉自身も愚かだとは思い
つつも後には引けず。
しかし！当事者の民たちからしたら、堪ったもんじゃない
民たちの不満はつのり、民たちの心は将軍・綱吉から離れていき
ます。
・・・・・・でしょうね～・・・

この映画は将軍・綱吉と大奥総取締役・右衛門佐のラブストーリー
でも有りました。
これがねェ・・・・良いのですよ
女子力が今ひとつ足りない私(今ひとつか？)の乙女心にクリーン
ヒットでした
綱吉と右衛門佐は、お互い惹かれ合っているのに若さ故に素直
に愛情表現できないでいます。
年老いた右衛門佐の、綱吉への愛の告白は本当に素晴らしい
です

菅野美穗さん演じる綱吉は、頭の切れる、少々傲慢な将軍像
なのですが、彼女が演じると女性の柔らかさ、弱さも兼ね備えた
将軍像となり、多くの女性の共感を得るものへと変わります。
これは文句なしですね
予告編映像の中での取り上げられていますが、綱吉の血を吐く
ような訴えは胸に迫りました。
「将軍というのは吉原の遊女よりも卑しい女のことだ」と、菅野・
綱吉は右衛門佐に訴えます
武家の子息、娘は幼い頃から徹底して節操だとか、何が恥で何が
名誉だとかも叩き込まれると思うのですが・・・
将軍になると世継ぎを残すためには、それら全てをかなぐり捨てて
まで子作りに挑まなくてはいけなくなるんですね。
嫌です。正直言って
男女が逆転すると、それは更に顕著に浮き彫りにされていると
感じました。
どんなに才覚に恵まれた、政治に明るい将軍だったとしても、
世継ぎを残せない女将軍は、とっかえひっかえ側室(男性)を
とらされます。
夜の営みだって家臣たちに聞かれ放題です。
羞恥心を感じない人の方が、よくよく考えたら希でしょう・・・。
将軍なんだから、これが当たり前のしきたりなんだと思って見て
いた私は、綱吉の血反吐を吐くような訴えで、やっと気付くわけ
です。
どうにもこうにも、やるせない思いに襲われました。

綱吉も右衛門佐も、同じ苦しみを背負った同志のような所が
有ったのです。
右衛門佐は大奥に入る前は、貧しい家の為に体を売らされて
いました・・・。
この男女逆転大奥の世界では、貴重な成人男子は種馬のごとく
扱われることも少なくないようです。
どんなに学問の才能が有り、優秀であっても、子を成すための
道具でしかないのは、綱吉だけではなく右衛門佐もまたそうで
あったと言うわけです。
この背景を踏まえた右衛門佐の愛の告白は感動ものです。
堺雅人さん演じる右衛門佐は本当に素晴らしい！

詳しいことは原作を読むか！映画を観に行くかです！(笑)
だって全部ネタバレしたら、つまらないでしょう？

あ、そうそう、最後にこれだけは言っておきたい！
綱吉の父である桂昌院(けいしょういん)ですが、ＴＶドラマの
家光・有功編で、青年期は人気アイドルグループKAT-TUNの
田中聖さんが演じてましたね
当時の名は玉栄(ぎょくえい)
はい、画像ど～ん！
　

・・・・・これが年を重ねて数十年後になると・・・・・
こうなります　↓

はい、綱吉の生父、”おはらさま”こと桂昌院
西田敏行さんが好演してました
この時の流れと共に変貌した姿！どう突っ込んだら良いもの
やら
まんま突っ込んでみよう！
無理がある！



堺雅人さん、本当に大好きな俳優さんです
私の母が堺さんと同郷人だっていうのも、身近に感じられて、
今とても注目している俳優さん
素敵ですよ堺雅人さん！

九州人は大抵、超・二重！お目々パッチリな人が多いです。
私もそうだし母もそう。この系統の顔立ちはなんか落ち着く・・・

そして堺雅人さん、ＴＶドラマの『リーガル・ハイ』も素晴らしかった

あははは！
上の画像と同一人物なんだから！役者って素晴らしい
前髪の分け目の比率は８：２ですってよ
堺さんの手の美しさには何度も気付きました
堺雅人さんは、男性にしては顔立ちも体の線も華奢なので、手の
指もとっても繊細です
何度も気付いて見惚れる私
『リーガル・ハイ』ではテンション高い切れ者弁護士を怪演・好演
しておりました


まあ、そんなこんなで私は声を高らかに叫ぼう。
役者って素晴らしい！
(無理矢理まとめたな)


と思ったら、まだまだブログは続くのだ
映画『大奥～永遠～[右衛門佐・綱吉篇]』は、当然の如く前売り券
を購入して観に行ったのですが、特典がこれでした↓

今年の冬はとっても寒いので、エコ・カイロは良いアイデアだと思う
のですが・・・・『OH！奥』で暖かさも吹っ飛ぶ寒さを感じてしまい
ました。
たとえ前売り特典であっても、キャッチコピーには気を使って頂き
たいのです

劇場で購入できるグッズも良いです
大奥キューピー

私はバラで綱吉だけ購入。右衛門佐も欲しいので、今度劇場に
行った時に手に入れようと思っています

タグ：大奥 『大奥～永遠～[右衛門佐・綱吉篇]』 菅野美穗 堺雅人 西田敏行 男女逆転大奥 よしながふみ 時の流れは骨格さえも変えていく♪ 無理がある！ 田中聖

コメント 4

コメントの受付は締め切りました

堺雅人さんの演技力、私も好きです。いろんな面をみせて頂いてます。^^;
by ソニックマイヅル (2013-01-14 14:37) 

堺雅人さんは最近女性に人気みたいですね～。
でも、アリスさんの熱いコメントを読んでいると、その人気の秘密も分かる気がします。(^^)
私はもう少しゴツゴツしたがっちりタイプが好みなのですが、これって多分ジョジョや北斗の拳を読んで育ったからなんですよね～。(ﾟДﾟ)
by たぬぽ (2013-01-16 20:54) 

ソニックマイヅルさん♪
堺雅人さんは演技派ですよね！♪
以前『情熱大陸』で、役づくりの為にとても努力
されると知って、更に好きになりました(*´▽｀*)
by アリス (2013-01-21 00:17) 

たぬぽさん♪
私は堺さんがゴツゴツのマッチョだった方が好き
かもしれません(笑)
そうでなくても魅力的な役者さんですが(*´▽｀*)
ちょっとマッチョな、北斗の拳やジョジョに出てくる
ような堺さんを想像して、一人ほくそ笑んでいる
私は・・・ちょっとアブナイかも！( ´艸｀)♥
by アリス (2013-01-21 00:27)