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小野不由美先生の暑中見舞い、届いたよ!(*´▽`*)/~♫ [読書]

今日9月12日(木)、仕事を終えて帰宅したら届いてました[手(チョキ)]
じゃ~ん!十二国記シリーズ等で知られ、絶大なる人気を誇る
作家、小野不由美さんの暑中見舞い![るんるん]
勿論、絵は十二国記全シリーズのイラストを手掛ける、山田
章博さんの書き下ろし![パンチ]

016.JPG

うわぁ~!!ちょっぴり大人モードな陽子ですよ![ハートたち(複数ハート)]
山田章博さんのイラストは流石に美しいですね![ぴかぴか(新しい)]
(画像をクリックすると拡大します)
そして出だしの『今頃かい』でちょっと吹きました[猫]
いえいえ・・・そんなもう・・・暑中見舞いではなく・・・残暑見舞いでは
・・・・とか、気付いていても知らんふりする、それがファン魂[かわいい]
そんなことより、届いて嬉しいな![わーい(嬉しい顔)][グッド(上向き矢印)]

絵葉書のようなものが、そのまま送られてくるかと思いきや、封書
で届いたんですよ[手(パー)]


御礼状も同封されていました[黒ハート]
この暑中見舞いプレゼントは、一応1万名の抽選だったようなの
ですが、他のファンの方たちは無事に当選されましたでしょうか[るんるん]

今、小野不由美さんは十二国記の書き下ろし長編を執筆中との
ことで、本当に待ち遠しいです[ぴかぴか(新しい)]
戴国の話でしょうかね。泰麒が泰王驍宗を探す話になるのか、
それとも全く違う国を軸とした話になるのか。
戴国の話なら泰麒の成長が見られるような展開だと良いな。
というか・・・泰麒は出来損ないの麒麟なんかじゃないから![もうやだ~(悲しい顔)]
見ているこっちが辛くなるくらいの自己評価の低さが、少しでも
改善されると良いのだけど・・・
とにもかくにも陽子と楽俊が登場してくれれば、言うこと無しです
がね![猫]欲深いですね!ははっ!
本編の新作を楽しみに待ちたいです[わーい(嬉しい顔)]

十二国記2014年版カレンダーのチラシも同封されていました。
文庫カバーのイラストを使用するみたいなので、楽俊はダメかな[ふらふら]

019.JPG

2015年版は是非!カレンダーに楽俊を![ハートたち(複数ハート)]


『丕緒の鳥』ですが、やっぱり良いですよね。

『落照の獄』
これは心が底冷えするような怖さを感じました・・・。
そうなんですよね、十二国記の世界は私たちのいる世界と、大
して変わらないんですよね・・・。
人々の風習、習慣、言語も違うし、妖魔や麒麟がいるような幻想
的な世界なので、錯覚してしまいそうになるけど。
狩獺(しゅだつ)のような反社会的な人格を持った人間も当然居る
という・・・。
幼い子の未来を、その命ごと摘み取ることに何の躊躇いも感じな
い人間というものが、稀に存在する。
自分の命も他人の命も、小銭よりも価値が低いだなんて・・・
(これについては語ると長くなりそうなので割愛)
死刑制度の是非、死刑制度の矛盾、もう、これこそが正しい選択
だなんてものが、誰にも判らない怖さ[がく~(落胆した顔)]
ひとそれぞれ解釈はあるでしょうが、本当に十二国記の世界って、
鏡の向こうの世界みたいに思える時が有ります。
微妙に違うけど、そっくりっていう。
私たちのいる世界と背中合わせのような感覚です。

『青条の蘭』
標仲が藁にもすがる思いで、青条の蘭を名も知らぬ民に託す辺り
とかもう・・・[もうやだ~(悲しい顔)]
人から人へリレーするように運ばれていく所とか・・・
名も知らぬ民にも、それぞれの人生の背景が有り、その思いごと
希望の象徴である蘭が運ばれて行くんですよね。
あのラストも良かった。芽が・・・[もうやだ~(悲しい顔)]
こういう名も無き民の思いを知ることで、また十二国記を読む際の
深みが増すと思いました。
王と麒麟が何故この世界に存在するのか。
それは、このような民一人一人の暮らしを守る為に存在するんで
すから。

『風信』
陽子の前の景王舒覚(じょかく)は、ここまでやりましたか![がく~(落胆した顔)]
景麒を独占する為に国の女性を追い出したのではなく・・・・
崩御直前くらいになると、自国の民の女性を軍隊使って虐殺する
とか。
これは失道するだろ、確実に[むかっ(怒り)]
繊細で平凡な幸せを求めた舒覚は、官吏に馬鹿にされ、蔑ろに
され、気の毒な部分も勿論有りますが、最後の最後まで自分で
虐げた女性たちを省みることはなかった・・・。
『景麒を死なせるわけにはいかない』から、自ら退位しただけに
すぎないとか、もう・・・[もうやだ~(悲しい顔)]
王が道を誤った責任をとらないといけないのは分かるんだけど、
王を追い詰めて(いじめだよね、殆ど)道を誤らせた官吏たちは
のうのうと生きていられるなんて、そこにとても腹立たしさを感じ
ました。
その、しょーもない(失礼します)官吏たちが更に偽王まで立てて
国を乱すとか!はっ![ダッシュ(走り出すさま)]
蓮花の家族と幼馴染の明珠。多くの女性たちは一体何の為に
殺されたのか。
蓮花がそのやりきれない苛立ちを、研究に没頭して一見現実を見て
いないように思える支僑(しきょう)にぶつけてしまう所は、読んで
いて辛かったです。
国に虐げられ翻弄される民の、血を吐くような本音です。
州師が攻めてくる辺りとか、蓮花の苛立ちは最高潮。
本当は王や官吏たち、軍の兵士たちに怒りをぶつけてやりた
かったでしょうね。

最後の燕が巣を作っているのを見て、この世界の気が整い始め
ていることがわかる描写が、とっても好きです。
支僑の日々の研究は、この為だったんだと・・・
政情に疎い民たちは、これから国が荒れるとか、豊かになるとか
知る術はないから、支僑たちの技が役に立つんですね。
気持ちの準備くらい、民にさせて欲しいものね、ほんと。
大いに意味のある研究だったんだと、蓮花も気付くことが出来て
良かった。

語ると尽きない十二国記です。
そして暑中見舞い届いて良かった~[グッド(上向き矢印)]


最後に私が十二国記の中でも特に好きなシーンの一つで締めたい
と思います。
NHKアニメ十二国記『風の万里 黎明の空』のラストです。
陽子の初勅ですよ[わーい(嬉しい顔)][ぴかぴか(新しい)]




陽子の凄いところは沢山有りますが、自分の弱さも愚かさも全て
理解した上で、もっとマシな人間になろうと、努力する所。
自分を正すことが出来る所だと思います。
自分という領土を治めることが出来る人。
(楽俊との出逢いが有ってこそですが[猫]
官吏にどんなに侮られても、諦めないで打開策を見出すし、不屈の
闘志も持ってます。
男前すぎて惚れ惚れします[黒ハート]
ここは本当に好きなシーンです[わーい(嬉しい顔)]
このシーンを踏まえた上で『丕緒の鳥』を読むと、また感動も
ひとしおです・・・[ぴかぴか(新しい)]



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