小野不由美先生の暑中見舞い、届いたよ!(*´▽`*)/~♫ [読書]
今日9月12日(木)、仕事を終えて帰宅したら届いてました
じゃ~ん!十二国記シリーズ等で知られ、絶大なる人気を誇る
作家、小野不由美さんの暑中見舞い!
勿論、絵は十二国記全シリーズのイラストを手掛ける、山田
章博さんの書き下ろし!
うわぁ~!!ちょっぴり大人モードな陽子ですよ!
山田章博さんのイラストは流石に美しいですね!
(画像をクリックすると拡大します)
そして出だしの『今頃かい』でちょっと吹きました
いえいえ・・・そんなもう・・・暑中見舞いではなく・・・残暑見舞いでは
・・・・とか、気付いていても知らんふりする、それがファン魂
そんなことより、届いて嬉しいな!
絵葉書のようなものが、そのまま送られてくるかと思いきや、封書
で届いたんですよ
御礼状も同封されていました
この暑中見舞いプレゼントは、一応1万名の抽選だったようなの
ですが、他のファンの方たちは無事に当選されましたでしょうか
今、小野不由美さんは十二国記の書き下ろし長編を執筆中との
ことで、本当に待ち遠しいです
戴国の話でしょうかね。泰麒が泰王驍宗を探す話になるのか、
それとも全く違う国を軸とした話になるのか。
戴国の話なら泰麒の成長が見られるような展開だと良いな。
というか・・・泰麒は出来損ないの麒麟なんかじゃないから!
見ているこっちが辛くなるくらいの自己評価の低さが、少しでも
改善されると良いのだけど・・・
とにもかくにも陽子と楽俊が登場してくれれば、言うこと無しです
がね!欲深いですね!ははっ!
本編の新作を楽しみに待ちたいです
十二国記2014年版カレンダーのチラシも同封されていました。
文庫カバーのイラストを使用するみたいなので、楽俊はダメかな
2015年版は是非!カレンダーに楽俊を!
『丕緒の鳥』ですが、やっぱり良いですよね。
『落照の獄』
これは心が底冷えするような怖さを感じました・・・。
そうなんですよね、十二国記の世界は私たちのいる世界と、大
して変わらないんですよね・・・。
人々の風習、習慣、言語も違うし、妖魔や麒麟がいるような幻想
的な世界なので、錯覚してしまいそうになるけど。
狩獺(しゅだつ)のような反社会的な人格を持った人間も当然居る
という・・・。
幼い子の未来を、その命ごと摘み取ることに何の躊躇いも感じな
い人間というものが、稀に存在する。
自分の命も他人の命も、小銭よりも価値が低いだなんて・・・
(これについては語ると長くなりそうなので割愛)
死刑制度の是非、死刑制度の矛盾、もう、これこそが正しい選択
だなんてものが、誰にも判らない怖さ
ひとそれぞれ解釈はあるでしょうが、本当に十二国記の世界って、
鏡の向こうの世界みたいに思える時が有ります。
微妙に違うけど、そっくりっていう。
私たちのいる世界と背中合わせのような感覚です。
『青条の蘭』
標仲が藁にもすがる思いで、青条の蘭を名も知らぬ民に託す辺り
とかもう・・・
人から人へリレーするように運ばれていく所とか・・・
名も知らぬ民にも、それぞれの人生の背景が有り、その思いごと
希望の象徴である蘭が運ばれて行くんですよね。
あのラストも良かった。芽が・・・
こういう名も無き民の思いを知ることで、また十二国記を読む際の
深みが増すと思いました。
王と麒麟が何故この世界に存在するのか。
それは、このような民一人一人の暮らしを守る為に存在するんで
すから。
『風信』
陽子の前の景王舒覚(じょかく)は、ここまでやりましたか!
景麒を独占する為に国の女性を追い出したのではなく・・・・
崩御直前くらいになると、自国の民の女性を軍隊使って虐殺する
とか。
これは失道するだろ、確実に
繊細で平凡な幸せを求めた舒覚は、官吏に馬鹿にされ、蔑ろに
され、気の毒な部分も勿論有りますが、最後の最後まで自分で
虐げた女性たちを省みることはなかった・・・。
『景麒を死なせるわけにはいかない』から、自ら退位しただけに
すぎないとか、もう・・・
王が道を誤った責任をとらないといけないのは分かるんだけど、
王を追い詰めて(いじめだよね、殆ど)道を誤らせた官吏たちは
のうのうと生きていられるなんて、そこにとても腹立たしさを感じ
ました。
その、しょーもない(失礼します)官吏たちが更に偽王まで立てて
国を乱すとか!はっ!
蓮花の家族と幼馴染の明珠。多くの女性たちは一体何の為に
殺されたのか。
蓮花がそのやりきれない苛立ちを、研究に没頭して一見現実を見て
いないように思える支僑(しきょう)にぶつけてしまう所は、読んで
いて辛かったです。
国に虐げられ翻弄される民の、血を吐くような本音です。
州師が攻めてくる辺りとか、蓮花の苛立ちは最高潮。
本当は王や官吏たち、軍の兵士たちに怒りをぶつけてやりた
かったでしょうね。
最後の燕が巣を作っているのを見て、この世界の気が整い始め
ていることがわかる描写が、とっても好きです。
支僑の日々の研究は、この為だったんだと・・・
政情に疎い民たちは、これから国が荒れるとか、豊かになるとか
知る術はないから、支僑たちの技が役に立つんですね。
気持ちの準備くらい、民にさせて欲しいものね、ほんと。
大いに意味のある研究だったんだと、蓮花も気付くことが出来て
良かった。
語ると尽きない十二国記です。
そして暑中見舞い届いて良かった~
最後に私が十二国記の中でも特に好きなシーンの一つで締めたい
と思います。
NHKアニメ十二国記『風の万里 黎明の空』のラストです。
陽子の初勅ですよ
陽子の凄いところは沢山有りますが、自分の弱さも愚かさも全て
理解した上で、もっとマシな人間になろうと、努力する所。
自分を正すことが出来る所だと思います。
自分という領土を治めることが出来る人。
(楽俊との出逢いが有ってこそですが)
官吏にどんなに侮られても、諦めないで打開策を見出すし、不屈の
闘志も持ってます。
男前すぎて惚れ惚れします
ここは本当に好きなシーンです
このシーンを踏まえた上で『丕緒の鳥』を読むと、また感動も
ひとしおです・・・
じゃ~ん!十二国記シリーズ等で知られ、絶大なる人気を誇る
作家、小野不由美さんの暑中見舞い!
勿論、絵は十二国記全シリーズのイラストを手掛ける、山田
章博さんの書き下ろし!
うわぁ~!!ちょっぴり大人モードな陽子ですよ!
山田章博さんのイラストは流石に美しいですね!
(画像をクリックすると拡大します)
そして出だしの『今頃かい』でちょっと吹きました
いえいえ・・・そんなもう・・・暑中見舞いではなく・・・残暑見舞いでは
・・・・とか、気付いていても知らんふりする、それがファン魂
そんなことより、届いて嬉しいな!
絵葉書のようなものが、そのまま送られてくるかと思いきや、封書
で届いたんですよ
御礼状も同封されていました
この暑中見舞いプレゼントは、一応1万名の抽選だったようなの
ですが、他のファンの方たちは無事に当選されましたでしょうか
今、小野不由美さんは十二国記の書き下ろし長編を執筆中との
ことで、本当に待ち遠しいです
戴国の話でしょうかね。泰麒が泰王驍宗を探す話になるのか、
それとも全く違う国を軸とした話になるのか。
戴国の話なら泰麒の成長が見られるような展開だと良いな。
というか・・・泰麒は出来損ないの麒麟なんかじゃないから!
見ているこっちが辛くなるくらいの自己評価の低さが、少しでも
改善されると良いのだけど・・・
とにもかくにも陽子と楽俊が登場してくれれば、言うこと無しです
がね!欲深いですね!ははっ!
本編の新作を楽しみに待ちたいです
十二国記2014年版カレンダーのチラシも同封されていました。
文庫カバーのイラストを使用するみたいなので、楽俊はダメかな
2015年版は是非!カレンダーに楽俊を!
『丕緒の鳥』ですが、やっぱり良いですよね。
『落照の獄』
これは心が底冷えするような怖さを感じました・・・。
そうなんですよね、十二国記の世界は私たちのいる世界と、大
して変わらないんですよね・・・。
人々の風習、習慣、言語も違うし、妖魔や麒麟がいるような幻想
的な世界なので、錯覚してしまいそうになるけど。
狩獺(しゅだつ)のような反社会的な人格を持った人間も当然居る
という・・・。
幼い子の未来を、その命ごと摘み取ることに何の躊躇いも感じな
い人間というものが、稀に存在する。
自分の命も他人の命も、小銭よりも価値が低いだなんて・・・
(これについては語ると長くなりそうなので割愛)
死刑制度の是非、死刑制度の矛盾、もう、これこそが正しい選択
だなんてものが、誰にも判らない怖さ
ひとそれぞれ解釈はあるでしょうが、本当に十二国記の世界って、
鏡の向こうの世界みたいに思える時が有ります。
微妙に違うけど、そっくりっていう。
私たちのいる世界と背中合わせのような感覚です。
『青条の蘭』
標仲が藁にもすがる思いで、青条の蘭を名も知らぬ民に託す辺り
とかもう・・・
人から人へリレーするように運ばれていく所とか・・・
名も知らぬ民にも、それぞれの人生の背景が有り、その思いごと
希望の象徴である蘭が運ばれて行くんですよね。
あのラストも良かった。芽が・・・
こういう名も無き民の思いを知ることで、また十二国記を読む際の
深みが増すと思いました。
王と麒麟が何故この世界に存在するのか。
それは、このような民一人一人の暮らしを守る為に存在するんで
すから。
『風信』
陽子の前の景王舒覚(じょかく)は、ここまでやりましたか!
景麒を独占する為に国の女性を追い出したのではなく・・・・
崩御直前くらいになると、自国の民の女性を軍隊使って虐殺する
とか。
これは失道するだろ、確実に
繊細で平凡な幸せを求めた舒覚は、官吏に馬鹿にされ、蔑ろに
され、気の毒な部分も勿論有りますが、最後の最後まで自分で
虐げた女性たちを省みることはなかった・・・。
『景麒を死なせるわけにはいかない』から、自ら退位しただけに
すぎないとか、もう・・・
王が道を誤った責任をとらないといけないのは分かるんだけど、
王を追い詰めて(いじめだよね、殆ど)道を誤らせた官吏たちは
のうのうと生きていられるなんて、そこにとても腹立たしさを感じ
ました。
その、しょーもない(失礼します)官吏たちが更に偽王まで立てて
国を乱すとか!はっ!
蓮花の家族と幼馴染の明珠。多くの女性たちは一体何の為に
殺されたのか。
蓮花がそのやりきれない苛立ちを、研究に没頭して一見現実を見て
いないように思える支僑(しきょう)にぶつけてしまう所は、読んで
いて辛かったです。
国に虐げられ翻弄される民の、血を吐くような本音です。
州師が攻めてくる辺りとか、蓮花の苛立ちは最高潮。
本当は王や官吏たち、軍の兵士たちに怒りをぶつけてやりた
かったでしょうね。
最後の燕が巣を作っているのを見て、この世界の気が整い始め
ていることがわかる描写が、とっても好きです。
支僑の日々の研究は、この為だったんだと・・・
政情に疎い民たちは、これから国が荒れるとか、豊かになるとか
知る術はないから、支僑たちの技が役に立つんですね。
気持ちの準備くらい、民にさせて欲しいものね、ほんと。
大いに意味のある研究だったんだと、蓮花も気付くことが出来て
良かった。
語ると尽きない十二国記です。
そして暑中見舞い届いて良かった~
最後に私が十二国記の中でも特に好きなシーンの一つで締めたい
と思います。
NHKアニメ十二国記『風の万里 黎明の空』のラストです。
陽子の初勅ですよ
陽子の凄いところは沢山有りますが、自分の弱さも愚かさも全て
理解した上で、もっとマシな人間になろうと、努力する所。
自分を正すことが出来る所だと思います。
自分という領土を治めることが出来る人。
(楽俊との出逢いが有ってこそですが)
官吏にどんなに侮られても、諦めないで打開策を見出すし、不屈の
闘志も持ってます。
男前すぎて惚れ惚れします
ここは本当に好きなシーンです
このシーンを踏まえた上で『丕緒の鳥』を読むと、また感動も
ひとしおです・・・