映画『西遊記～はじまりのはじまり～』を観に行きました！（○´∀｀○）ｧﾊﾊ★w

今日の記事は私がブログを初めて、記念すべき５００件目の記事ですよ！

『ミラクル７号』から早６年！！
やっと日本でも公開されましたチャウ・シンチーの新作です！
観に行ってきましたよ～
時間がどうしても合わなくて、吹き替え版を観ました。

『西遊記～はじまりのはじまり～』
（原題：大話西遊之三藏付魔）　２０１３年香港製作
周星馳（チャウ・シンチー）監督作品　　１１０分
出演：スー・チー、ウェン・ジャン、ホアン・ボー
　　　　ショウ・ルオ、リー・ションチン、チェン・ビンキャン　他


ありえねー！あらすじ

若き妖怪ハンター玄奘（ウェン・ジャン）は、“わらべ唄 三百首”を武器に妖怪たちの善の心を呼び起こそうとするがいつもうまくいかない。
ある日、彼が半魚半獣の妖怪に襲われた川辺の村で、村人たちと協力して陸に上げた魔物が人間の姿に変身する。
玄奘が歌うわらべ唄は全然効果がなく、逆に攻撃された彼を女性妖怪ハンターの段（スー・チー）が救う。
笑いと愛と涙に満ちた玄奘の運命や如何に！？


とんでもねー！予告編もどうぞ




それでは私の感想です。
ネタバレ必至！まだ観てない方はスタコラ回れ右！

冒頭の水辺の村のシーンは、妖怪が凄い迫力でした！
虎と魚と馬をミックスしたような姿です。流石にPG１２指定。

でも基本コメディまじりなので、小ネタの応酬に劇場では私だけが笑いを堪えて必死でした。
・・・・・・なんで皆んな笑わないの！？
場の空気を読んで堪えたよ。ちぇッ！
ここシンチー作品では、めっちゃ笑いどころなのに！
的なシーンてんこ盛りで堪りませんでした。
川辺の村のシーンです。村人たちと妖怪ハンターですけど、シンチー作品ではお馴染みのナイス・キャラがいっぱい出てきて胸があつくなりましたよ！
妖怪ハンターの導師が『少林サッカー』の人だし。☟

※　右のン・マンタではなく、左の赤パンツの方ね。
　　パンツの中にカナヅチやら何やら、反則アイテム
　　を隠し持ってた兄ちゃん

沙悟浄役のこの人、李尚正（リー・ションチン）は無駄に綺麗なセミヌードまで披露してました（笑）☟

すぐに気付いたよ！『ミラクル７号』に出てた、ディッキーを毛嫌いするイヤミ先生の人だよ！

リー・ションチンは元々テレビ局のスタッフだったのですが、チャウ・シンチーの目にとまって役者デビューしたんですよね。
今回は一言も喋らないんだけど、無表情なセミヌードで玄奘をボッコボコにする凶暴な感じで、大いに笑わせてくれました

あと村人の「中国！安全！万歳！！」
を連呼するシーンも、色んな意味でギリギリなシーンで面白かったです。
（シンチーは中国で公開後、大丈夫だったのか）
川の水の色が蛍光色を感じさせる色だったので。
中国！安全！万歳！！
全然安全じゃなかったっていうね。

・・・だめ・・・・堪忍して・・・腹筋が・・・・・・・・

いや・・・・劇場の空気読んだら笑えなくて、笑いこらえたのでプルプル小刻みに震えちゃいましたけど。
いや、私だって空気ぐらい読めますから！大人ですから！（満面の笑み）
もうね～、シンチー作品が好きな人には堪らないですね！　
これはブルーレイ買うしかないですね。
めっちゃ大声で笑いたいってんだ、こんちくしょーめ！

　
主役の玄奘（後の三蔵法師）役のウェン・ジャンと、妖怪ハンター段役のスー・チーは特に良かったです。

ウェン・ジャンは中国の大人気俳優だそうで
玄奘は生真面目で、ちょっと融通のきかない感じなんだけど、純粋で心優しい所が本当に可愛いです。
玄奘が凄く可愛くて萌えます！
萌えポジションはヒロインではなく玄奘なのか！？
・・・と思いきや、スー・チー演じるヒロインの段は更にその上を行く可愛さでした
段の一途さには脱帽です。
玄奘に告っては拒否られ、告っては拒否られを何度も繰り返しますが、諦めません。
ネバー・ギブ・アップ段！です。
玄奘は恋愛と人間愛では恋愛の方が価値が低いと思っている、言ってみればチェリー（笑）な訳ですよ。
でも言いたいことは分かりますよね。恋愛は一歩間違えると肉欲だったり、煩悩に近いともとれますからね。
また熱愛中のカップルは大抵アホっぽく見えてしまうし
玄奘は「自分は恋愛にかまけている暇はない、もっと多くの人を救うために修行したいんだ！」と、段をことごとく振り続けます。（結構手酷い感じで）
こんな玄奘に幾度となく女心を傷つけられる段ですが、それでもやっぱり玄奘が好きで堪らない。
・・・・・・・チャウ・シンチーは何故こんなに乙女心を理解してるんだろ・・・

ハッΣ(ﾟдﾟlll)もしや！？そっち系・・・ゴホンゴホンッ

なんてお約束な冗談も交えましたが、本来恋心に男女の差はあまり無いですからね。
段と玄奘、これ男女をひっくり返しても十分通じますから

振られても振られても玄奘が好きで、愛情を向ける段は本当に健気で可愛い！
本当は出会った瞬間から段に惹かれていたのに、素直に受け入れられない玄奘も可愛い！
玄奘～！！分かるよそれ～！！うわ～ん！！
玄奘がラストで『男女の愛は大いなる愛の中の一部』と悟るのも良かったですね

この二人の恋愛模様で、驚くくらい泣かせてくれます


なんて基本この作品はコメディー色が強いので、笑えるポイントは更にあるのですが
豚の妖怪、猪八戒もこんな感じだし。
演じているのは、これまたスタッフ出身のチェン・ビンキャン

イケメンだけど顔テカリすぎ！
一言も喋らずに京劇風の手振りで会話するんだけど、このテカリが何ともはや
終始テカってるんだもん！反則だろコレ。

妖怪ハンターの『空虚王子』も良かったです。
演じているのは台湾の大人気俳優、ショウ・ルオ
歌も踊りも司会も出来るアーティスト系俳優だそうで。

ホントにもう、こんなん何処から連れてくるんだ・・・・的な姥桜４人を従えて華麗に登場！な空虚王子。
ヤバイ・・・・全然知らずに吹き替え版観たんだけど、空虚王子の吹き替え。
どこかで聞いたような優しげイケメン声だなと思ってたら・・・

神谷浩史さんじゃん！！

ご存知、進撃の巨人のリヴァイ兵長役、ハンガーゲームのピータ役の声優で知られる神谷浩史さん！
・・・・・・いや～・・・・・字幕版観られなくて残念だな～・・・と思ってましたけど、劇場で空虚王子の声を聞いて一気に吹き飛びました！
吹き替えで良かった！（ゲンキン）
この空虚王子がまた恋愛対象のストライクゾーンが広すぎて面白かったです。
姥桜四人娘も自分の趣味で従えてるっていう。
ストライクゾーン広いから、マッチョなオヤジも全然オッケー！

他に凄腕妖怪ハンターの『虎筋カマキリ兄貴』とか、『足じい』とか出てくるんだけど、足じいが妖怪ハンターというよりも既に妖怪っぽくて。
足じいは狩る側というより狩られる側じゃね？

孫悟空役のホアン・ボーも良かった！！

全然悟空っぽくなくて、切なさすら感じさせるクタビレっぷり。
段に踊りを指南するシーンが好きです。スー・チーは完全に素になって笑っちゃってたような
本気でこの踊りで八戒おびき出すつもりか？・・・的な振り付けでした。

そんなボロ雑巾のような孫悟空（おい！）。
覚醒するとこんな感じ。

ちっこい猿で可愛いけど、ものすんごい凶暴！
悟空が暴れまわるシーンは、迫力でしたよ

来日記者会見でシンチーが言ってましたけど、大猿は鳥山明さんの『ドラゴンボール』から閃きを得たそうで。
やっぱりシンチーは日本の漫画、アニメ、ドラマ、歌謡曲が好きなんですよね
作品のラストで流れる『Gメン７５』は平日の午前中にやるような再放送の記憶しかないです。
夏休みとか冬休みに観たような。
このテーマソングと登場人物が横並びで歩くシーンしか覚えてませんけど（笑）
『柔道一直線』に至っては再放送の記憶すら無いという。
ちょっと残念！！
シンチーと同年代くらいの方は特に楽しめたのでないでしょうか


既に続編の制作も決まっているそうなので楽しみですよ！
やっぱり沙悟浄と猪八戒役はあの方たちなのかな

パンフレットや記者会見によると、今回監督業に専念したいとのことで役者としてのチャウ・シンチーは観られませんでしたが、次回は是非！役者としても出演して欲しいです。
妖怪役とかでも良いから！自分用に美男子妖怪を作ってよシンちゃん！

タグ：ナイスキャラ祭り！ ・・・・・ほんとシンチーは役者を発掘する天才！✿ 神谷浩史 周星馳 チャウ・シンチー 西遊記～はじまりのはじまり～