劇場版ムーミン『南の海で楽しいバカンス』を観てきました(//∇//)♪ [映画]
やっと先日観に行けましたよ!
劇場版ムーミン
『南の海で楽しいバカンス』
(原題 MUUMIT RIVIERALLA)
2014年フィンランド・フランス合作 77分
グザヴィエ・ピカルド、ハンナ・ヘミラ監督作品
声の出演:
高山みなみ、大塚明夫、谷育子、かないみか
子安武人、佐久間レイ、小林優子、木村カエラ
三村マサカズ、大竹一樹
ああ華の都リヴィエラはかくも麗しく我を誘う・・・・なあらすじ
南の海へとバカンスにやってきたムーミン一家。
フローレンとムーミンパパは貴族の豪華で贅沢な暮らしにすっかり虜になってしまいます。
そんなふたりに腹を立てたムーミンとムーミンママは、ホテルから飛び出してしまいます・・・!
ムーミンたちはこのままバラバラになってしまうのでしょうか?
フローレンの乙女心が大暴走!!な予告編もどうぞ
それでは感想です
ネタバレ有りですよ。
この作品は『ムーミン』の原作者、トーベ・ヤンソン生誕100年を記念して制作されたアニメです。
この作品には日本でも根強いファンが多いのですが、この映画は人によって好き嫌いが別れる作品かもしれません。
結構、風刺ともとれる描写を盛り込んでいますので、ムーミン一家始め登場人物全員を、滑稽に面白おかしく描写しているようにも感じました。
物質社会、資本主義の考え方に慣れてしまってる人には、本当にムーミン一家が滑稽に見えることでしょう
反対に上流階級の人々やホテルの従業員が滑稽に見える人には、物質社会、資本主義への、とても穏やかながらも警鐘が聞こえることでしょう
私はこんなムーミン一家も好きです
ツッコミどころ満載な部分も可愛らしかった!
ムーミンパパの見栄っ張りぶりもなんだか可愛いです。
ちょっとした行き違いでホテルのスイート・ルームに宿泊することに。
スイート・ルームの広いお風呂で、はしゃぐムーミン一家
色々と周りの宿泊客から浮いてしまうムーミン一家が微笑ましい。
チップの習慣なんかも知らないムーミンママが、手を差し出してくるホテルの従業員全員と握手するシーンも良いですね。
従業員たちはチップが欲しいんですけどね。
この作品ではフローレンの大暴走が特に見ものです。
予告編でも流れていますが、ビキニ姿のフローレンに対してムーミンが言い放つ言葉に、多くの人が突っ込んだことでしょう。
・・・・って、元々真っ裸じゃん!
ビキニ着けた方がかえって卑猥(え?)に見えなくもないけど。
大人の目線から見ると、何だか幼い子供がビキニ着てメイクしてセクシーポーズしてるの見ちゃった時の気まずさを感じたり(笑)
フローレン戻ってこーい!!ヽ(´Д`;)ノ
でも大抵の女の子って憧れるものなんですよね。
綺麗なドレスにオシャレで高価な品物、華やかな世界に優しくて洗練された王子様・・・
背伸びしたい微妙な時期も有ったり。
王子様・・・というと漏れなく『ちょうちんブルマー王子』を連想する私は、自分で上記の文章書いてて顔がニヤけてしまいますが。 ←!!
この作品では夢見る乙女の願望を、フローレンが叶えまくります
そしてフローレンにギャンブルの才能がある事も発覚する本作です
ギャンブラーだぜ、お嬢さん!
あぶく銭(!)で手に入れたドレスで着飾ったフローレン。
そのフローレンの手にキスするのは上流階級の王子様クラーク。
何だかクラークは胡散臭いことこの上ないのですが、悪い人ではないんです。
左のナイスバディな美女はオードリー・グラマー。
ちょっとフローレンにコインを恵んで軽くあしらう感じが鼻持ちならないですが、この人も悪意がある訳ではないですよね。
でも無意識レベルで道を歩いてる庶民は、石ころに見えてるだろう人です
でもそんなことより連れてるペットが謎の生き物なのが一番気になった。(猿?)
右側のモンガガ公爵も面白かったです。
貴族の生活に飽き飽きしている彼は芸術に興味が有り、ボヘミアン芸術だのプロレタリア芸術だのに憧れてるんですよね。
・・・無い物ねだりでは有るのですが、現状と掛け離れた生活に憧れる人、ハナっから憧れない人・・・色いろ居ます。
でも彫刻は象しか彫らないとか、軽いジャブかましてくれるモンガガ公爵
何で象限定か!?
いや、彼にしてみたら美の象徴が象なんでしょう。
ゲイジュツッテムズカシイ。
庶民の奔放さや芸術に憧れるモンガガ公爵ですが、貴族には貴族の良さがあり、その視点から生まれる芸術もやはり素晴らしいです
ラストの方でモンガガ公爵の彫刻の価値についても、風刺が利いてました。
資本主義の観点だと、その作品の価値=金銭的な価値なんですよね。
作品の数が多いと価値が下がるとかも、よくよく考えると滑稽です。
芸術作品の価値は数や金銭的価値だけでは測れないという考え方もあるのですが。
多くの人に支持されれば優れた作品なのか、専門家が絶賛すれば素晴らしい作品なのか。
自分がその作品を好きなら、自分にとっては価値の高い作品だったりしますしね。
何処に価値を見出すかで低くも高くもなる作品の価値。
時代によっても変化しますし。
人の価値観ほど、あやふやで宛てにならないものはないです。
そしてあれだけ物欲に走っているように見えたフローレンですが、実はそうじゃなかったというオチも好きです。
乙女の夢を実現したに過ぎないんですよね。
その原動力はたぶん、ムーミンの気を惹きたかった部分に有るのではないかと
あぶく銭(!)でホテルの支払いを済ませたフローレン。
もう必要ないからという理由で、残ったお金をホテルにアッサリとあげちゃうフローレンの純真さ!
華やかな世界に憧れて暴走したかに見えたフローレンは、それでもムーミンと一緒のムーミン谷が一番。
とっても和みました
すったもんだの挙句にムーミン谷へ帰ってきた一行。
それを迎えるスナフキン。
ああ・・・・・・ムーミン谷は今日も平和です
帰りにパンフレットを入手
グッズはビキニ姿のフローレンが可愛いハンドタオルを購入しました
・・・・・・フローレンのウェスト周りが可愛い・・・・
劇場版ムーミン
『南の海で楽しいバカンス』
(原題 MUUMIT RIVIERALLA)
2014年フィンランド・フランス合作 77分
グザヴィエ・ピカルド、ハンナ・ヘミラ監督作品
声の出演:
高山みなみ、大塚明夫、谷育子、かないみか
子安武人、佐久間レイ、小林優子、木村カエラ
三村マサカズ、大竹一樹
ああ華の都リヴィエラはかくも麗しく我を誘う・・・・なあらすじ
南の海へとバカンスにやってきたムーミン一家。
フローレンとムーミンパパは貴族の豪華で贅沢な暮らしにすっかり虜になってしまいます。
そんなふたりに腹を立てたムーミンとムーミンママは、ホテルから飛び出してしまいます・・・!
ムーミンたちはこのままバラバラになってしまうのでしょうか?
フローレンの乙女心が大暴走!!な予告編もどうぞ
それでは感想です
ネタバレ有りですよ。
この作品は『ムーミン』の原作者、トーベ・ヤンソン生誕100年を記念して制作されたアニメです。
この作品には日本でも根強いファンが多いのですが、この映画は人によって好き嫌いが別れる作品かもしれません。
結構、風刺ともとれる描写を盛り込んでいますので、ムーミン一家始め登場人物全員を、滑稽に面白おかしく描写しているようにも感じました。
物質社会、資本主義の考え方に慣れてしまってる人には、本当にムーミン一家が滑稽に見えることでしょう
反対に上流階級の人々やホテルの従業員が滑稽に見える人には、物質社会、資本主義への、とても穏やかながらも警鐘が聞こえることでしょう
私はこんなムーミン一家も好きです
ツッコミどころ満載な部分も可愛らしかった!
ムーミンパパの見栄っ張りぶりもなんだか可愛いです。
ちょっとした行き違いでホテルのスイート・ルームに宿泊することに。
スイート・ルームの広いお風呂で、はしゃぐムーミン一家
色々と周りの宿泊客から浮いてしまうムーミン一家が微笑ましい。
チップの習慣なんかも知らないムーミンママが、手を差し出してくるホテルの従業員全員と握手するシーンも良いですね。
従業員たちはチップが欲しいんですけどね。
この作品ではフローレンの大暴走が特に見ものです。
予告編でも流れていますが、ビキニ姿のフローレンに対してムーミンが言い放つ言葉に、多くの人が突っ込んだことでしょう。
・・・・って、元々真っ裸じゃん!
ビキニ着けた方がかえって卑猥(え?)に見えなくもないけど。
大人の目線から見ると、何だか幼い子供がビキニ着てメイクしてセクシーポーズしてるの見ちゃった時の気まずさを感じたり(笑)
フローレン戻ってこーい!!ヽ(´Д`;)ノ
でも大抵の女の子って憧れるものなんですよね。
綺麗なドレスにオシャレで高価な品物、華やかな世界に優しくて洗練された王子様・・・
背伸びしたい微妙な時期も有ったり。
王子様・・・というと漏れなく『ちょうちんブルマー王子』を連想する私は、自分で上記の文章書いてて顔がニヤけてしまいますが。 ←!!
この作品では夢見る乙女の願望を、フローレンが叶えまくります
そしてフローレンにギャンブルの才能がある事も発覚する本作です
ギャンブラーだぜ、お嬢さん!
あぶく銭(!)で手に入れたドレスで着飾ったフローレン。
そのフローレンの手にキスするのは上流階級の王子様クラーク。
何だかクラークは胡散臭いことこの上ないのですが、悪い人ではないんです。
左のナイスバディな美女はオードリー・グラマー。
ちょっとフローレンにコインを恵んで軽くあしらう感じが鼻持ちならないですが、この人も悪意がある訳ではないですよね。
でも無意識レベルで道を歩いてる庶民は、石ころに見えてるだろう人です
でもそんなことより連れてるペットが謎の生き物なのが一番気になった。(猿?)
右側のモンガガ公爵も面白かったです。
貴族の生活に飽き飽きしている彼は芸術に興味が有り、ボヘミアン芸術だのプロレタリア芸術だのに憧れてるんですよね。
・・・無い物ねだりでは有るのですが、現状と掛け離れた生活に憧れる人、ハナっから憧れない人・・・色いろ居ます。
でも彫刻は象しか彫らないとか、軽いジャブかましてくれるモンガガ公爵
何で象限定か!?
いや、彼にしてみたら美の象徴が象なんでしょう。
ゲイジュツッテムズカシイ。
庶民の奔放さや芸術に憧れるモンガガ公爵ですが、貴族には貴族の良さがあり、その視点から生まれる芸術もやはり素晴らしいです
ラストの方でモンガガ公爵の彫刻の価値についても、風刺が利いてました。
資本主義の観点だと、その作品の価値=金銭的な価値なんですよね。
作品の数が多いと価値が下がるとかも、よくよく考えると滑稽です。
芸術作品の価値は数や金銭的価値だけでは測れないという考え方もあるのですが。
多くの人に支持されれば優れた作品なのか、専門家が絶賛すれば素晴らしい作品なのか。
自分がその作品を好きなら、自分にとっては価値の高い作品だったりしますしね。
何処に価値を見出すかで低くも高くもなる作品の価値。
時代によっても変化しますし。
人の価値観ほど、あやふやで宛てにならないものはないです。
そしてあれだけ物欲に走っているように見えたフローレンですが、実はそうじゃなかったというオチも好きです。
乙女の夢を実現したに過ぎないんですよね。
その原動力はたぶん、ムーミンの気を惹きたかった部分に有るのではないかと
あぶく銭(!)でホテルの支払いを済ませたフローレン。
もう必要ないからという理由で、残ったお金をホテルにアッサリとあげちゃうフローレンの純真さ!
華やかな世界に憧れて暴走したかに見えたフローレンは、それでもムーミンと一緒のムーミン谷が一番。
とっても和みました
すったもんだの挙句にムーミン谷へ帰ってきた一行。
それを迎えるスナフキン。
ああ・・・・・・ムーミン谷は今日も平和です
帰りにパンフレットを入手
グッズはビキニ姿のフローレンが可愛いハンドタオルを購入しました
・・・・・・フローレンのウェスト周りが可愛い・・・・