映画『ヘイトフル・エイト』を観ました！ぉお(ﾟﾛﾟ屮)屮

劇場に見に行くつもりでムビチケまで買ったのに、結局見に行けなかった(´-д-｀)ズーン
この作品をやっと観ました！

『ヘイトフル・エイト』（原題：The Hateful Eight）
２０１５年アメリカ制作　R１８指定　１６７分
クエンティン・タランティーノ監督脚本
出演：　
サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リー、ウォルトン・ゴギンズ、デミアン・ビチル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、ブルース・ダーン、ジェームズ・パークス、チャニング・テイタム


喰うか喰われるか！なあらすじどうぞ

猛吹雪の夜、ロッジに閉じ込められた7人の男とひとりの女。
全員がワケありで見るからに怪しげだが、特に目を引くのは手錠で腕をつなぎあった男女だ。
男は賞金稼ぎで、1万ドルの懸賞金のかけられた重罪犯でお尋ね者の女を連行する途中だった。
ロッジに流れる不穏な空気から男は、この中に女の仲間がいるのではないかと警戒する。
やがて偶然集まったかに見えた8人の過去が重なりはじめ、互いの疑心暗鬼が頂点に達したとき、最初の死体が出る。
しかしそれは、予測不能な密室殺人事件のはじまりに過ぎなかった―。


密室でDOKI☆！嘘つきだらけの山小屋パーティー！な予告編もどうぞ




はい、それでは感想です。
ネタバレはなるべくしないようには・・・気をつける

この作品は上映時間が３時間弱と、結構長いです。
でも家でリラックスしながら観たせいもあり、全く！時間の長さなんて感じませんでした。
そうなんですよ・・・私はこの作品、すごく面白かったです！

流石にタランティーノ監督。
字幕版と吹き替え版で２回観ちゃいました(￣▽￣)ドヤ
結末を知った後にもう一度見ると、８人の会話が更に面白かったです。

どうですか、このクセ者ぞろいの８人。

全員大嘘つきとのことですが、一人だけ本当にバカ正直な人が混じってますよね。
もうね、ここが見終わったあとにちょっと感動すら覚えました。
でもこの人、弁解すればするほど怪しく見えちゃう間抜けな感じが私のハートにストライク！( ´´ิ∀´ิ` )
コーヒーの推察辺りの「ほら！やっぱりそうだ！」とかもう堪らん


賞金首のデイジー・ドメルグを演じた ジェニファー・ジェイソン・リーは、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたそうですね。

確かにこの表情は特に良かった！
カート・ラッセル演じるジョンに肘鉄(￣◇￣;)喰らわされ、向かいに座っているマーキスに血まみれになりながらもニタリと笑いかけるのですが、その後に見せる表情の素晴らしく美しいこと！
極悪人の賞金首ですが、人の心って複雑ですね。

この作品は密室の緊迫したやりとりや、バイオレンス描写も見ものだとは思うのですが、アメリカ南北戦争を軸とした人種差別に対しての重いメッセージも込められてます。
この奴隷制度を巡っての内戦は、一見、奴隷制度を廃止するために戦った北軍が正義で、それに反発した南軍が悪に見えてしまいがちですが・・・
そんな単純なものではないですよね。
サミュエル・L・ジャクソン演じるマーキスが受けた仕打ちを思うと本当に理不尽で(´・ω・｀)
彼自身お世辞にも善人とは言えないような人物ではあるのですが、そのセリフの一つ一つが重かった。

そしてマーキスがミニーの紳士服飾店で、瞬時に空間の違和感を見抜こうとする視線の動きはカメラワークが上手いなと思いました。
何度も死の危険に晒された人間特有の危機感が出てるんですよね。
マーキスはもともと頭のキレる人物だとは思いますが、こうじゃないと生き残ってこれなかったんだろうなと。
将軍の息子とのあのやりとりを聞かせて挑発するシーンも、彼の深い憎悪が現れているというか。
・・・っていうか、あれ本当の話なんでしょうかね？
挑発する為の作り話という可能性も。（全員大嘘つきということですし）



ラストのリンカーン大統領の手紙を読むシーンはとても好きです。
現実はあまりに無慈悲すぎましたが、これこそがマーキスの夢見た理想そのものだったんだろうな。
本来ならこの手紙通りになるべきだったのでは(´；ω；｀)

この作品は全編を通して差別用語が飛び交いますが、この時代はこれが差別用語だなんて認識している人の方が少なかったんだろうな。
それを考えると少しづつでも未来へと前進しているのではないかと思いたいです。
ラストの二人のやりとりに微かな希望の光を感じました。



最後にこれだけは言っておきたい
チャニング・テイタムの扱いが雑だったけど、こりゃ目の保養だな！　
カメラワークがテイタムのお尻を必要以上に追ってて吹いたよタラちゃん( ´艸｀)

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