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映画『特捜部Q 』シリーズが面白い!(*^▽^*)♪ [映画]

冬真っ只中ですね~[かわいい][猫]
そんな寒い時期に、更に寒い地方の北欧製映画は如何ですか♪
北欧の映画もなかなか面白いです![黒ハート]
・・・ん?冬眠しかけてただろお前!?ですって?
はて何のことやらʅ( ̄∀ ̄) ʃ[黒ハート]


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『特捜部Q 檻の中の女』(原題 KVINDEN I BURET)
2013年デンマーク製作 ミケル・ノルガード監督作品 97分
出演: ニコライ・リー・カース、ファレス・ファレス、ソニア・リクター、ミケル・ボー・フォルスゴー、クライス・ユングマーク 他


はみ出し者よ腐るな、その力を存分に振るうがよい!なあらすじ[手(パー)]

デンマークの作家J・エーズラ・オールスン原作の『特捜部Q』シリーズを映画化したサスペンスドラマ。未解決事件を扱う窓際部署所属刑事の活躍が、スリルあふれる描写で綴られる。捜査ミスにより部下を殉職させ、自身も重傷を負った経験を持つ殺人課の刑事・カール。新設部署である特捜部Qへ配属されることになったが、そこは未解決事件の残務整理を主な業務とする閑職部署だった。仕事をしていく中で、カールは5年前に起きた女性議員の失踪事件に興味を持つ。議員のミレーデが、船から姿を消した後自殺として処理されていたのだ。助手アサドの力を借りながら、カールは再調査に挑むのだが…。


あの日あの時あの場所でお前にさえ遭わなかったら・・・ちきしょォォォォォォ!!(´;ω;`)な予告編どうぞ。




それでは感想です。
主人公カールは優秀な刑事なのですが、同僚との円満な人間関係よりも捜査を第一に考えるタイプの刑事のようですね。
それゆえに組織の中で浮いてしまう存在。
捜査に妥協を許さないし無愛想。
同僚の顔色を伺ったり、ご機嫌をとったりも出来ないので浮力ハンパない浮きまくり感。
滅多に笑わないし冗談も殆ど言わないという。
稀に冗談を言ったとしても、「え?今の冗談のつもり?(°д°)」とか言われてしまうタイプなのでしょう。

・・・・・愛おしい・・・・・( ´´ิ∀´ิ` )[ハートたち(複数ハート)] ←!

この特捜部Qシリーズは、とにかくカールとアサドのコンビが良いです。
基本はシリアス調で話は進んでいくのですが、ちょっと笑いどころもあります。
アサドが水筒に入れた濃すぎるコーヒーの描写が凄く良いですね。
カールとアサドの親密度が少しづつ増していくと同時に、カールのコーヒーに対しての評価がちょっとだけ上がっていく感じは、そのまんまアサドに対しての評価と連動しているので微笑ましいです。
いや、ちょっとだけなんですがね(笑)
自動販売機のコーヒーよりはマシ的な。
またアサドもカールがかなり気難しいタイプの人間であることを考慮した上で、少しコーヒーを薄く入れたりして歩み寄ろうとするところがまた良いです。
「大分薄くしたんですよ」とかアサドが笑顔で言うところで「どんだけ濃いんだよそのコーヒー」と、私は心の中でツッコミました[猫][黒ハート]
薄くしてもまだエスプレッソレベルだったりするのかと。
この二人の距離感が好きです。
またカールは捜査上で知り合った女性をお酒に誘ったりするのですが、すんごいにこやかにサラっと断られてたのがツボでした。 ←!
更には離婚した妻の連れ子に自分の家なのに締め出しをくらったりもしてしまう、そんな切ないほどの残念感がもう!!
堪らん!!!(すみません。本当にすみません( ´´ิ∀´ิ` )
こういうのも後々相棒アサドとの距離が一気に縮まるきっかけになるのですがね。
カールは同僚たちには無愛想で厳しいですが、義理の息子には強く言えないという、情けないというか可愛らしい部分もあるんですね。
アサドはそんなカールとは正反対で、カールにだけでなく誰に対しても礼儀正しく親切な感じですが、カールの義理の息子にビシッと厳しく対応する辺りがなかなか見ものでした。
良いコンビだな~この二人(*^ω^*)ほっこり[かわいい]

この作品はカールとアサドのハミ出し刑事が、女性議員失踪事件の核心に迫っていくのですが、犯人の動機があまりにも気の毒で、観たあとに何とも言えない複雑な気持ちになりました。
加害者だけど、元は気の毒な被害者なのです。
動機が分かったとしても、やはり許されざる犯罪であることには変わりないのですが・・・
あの事故さえなかったら、あの時あいつにさえ出逢っていなかったら、あんなことさえされてなければ、あんなことさえしなければ・・・
この犯人はこんな風にはならなかったかもしれない。
不幸な事故が誰かの人生をめちゃめちゃにしてしまったり、悪意を持った怪物が新たな怪物を作り出してしまう。
カール自信も作品の冒頭で大事な選択を誤ってしまい、部下を失い、閑職へ回されるという目にあっています。
人生ほんとに何が災いするか分からない怖さも感じました。

それでもカールとアサドは特捜部Qに配属されたことで、数々のコールドケースを解決することになる。
人生何が災いし何が幸いとなるのか。
こればかりは分からないですね。
なんて真面目に締めてみる( ̄∀ ̄)



続きまして映画特捜部Qシリーズ第二弾!



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『特捜部Q キジ殺し』 (原題 Fasandaeberne)
2014年デンマーク・ドイツ・スウェーデン合作 ミケル・ノルガード監督作品 119分
出演: ニコライ・リー・カース、ファレス・ファレス、ピルウ・アスベック、デビッド・デンシック、ダニカ・クルチッチ 他


天知る地知る人ぞ知る、コールドケースが俺を呼ぶ!なあらすじどうぞ[手(パー)]
デンマークの人気作家ユッシ・エーズラ・オールスンによる世界的ベストセラー「特捜部Q」シリーズの映画化第2弾。コペンハーゲン警察署の未解決事件捜査班「特捜部Q」に配属された個性的な刑事たちの活躍を描く。特捜部Qの刑事カールのデスクに、なぜか20年前に捜査終了したはずの双子惨殺事件のファイルが置かれていた。何者かの意図を感じたメンバーたちは再捜査に乗り出し、事件当時に重要情報を知る少女キミーが失踪していた事実にたどり着く。すぐにキミーの行方を追いはじめる一同だったが、キミーを探し続けている人物は他にもいた……


前回といい、カールは顔面に何かの業を背負っているとしか思えない!予告編どうぞ。




それでは感想です。
いや~・・・もうね、カールの顔面殴打率が高すぎちゃって驚愕です!
『檻の中の女』で犯人に素手でボコられ、今回の『キジ殺し』では鉄の棒でボコられるという。
なんだろうねもう。見る人によっては的にでも見えてんのか?
キミーはもうちょっと手加減したげて。
棒だよ!?しかも鉄の棒でフルスイングって!
でもまあ・・・それ程の暴力を相手に与えなければ自分の身を守れないと、悲しい学習をしてしまったキミーの過去が辛いんだけど。
心底怯えていたんだろうね(´・ω・`)
加害者であり被害者でもあるキミーの描写が切なかったです。
それにしてもカールは強面(こわもて)で無愛想だけど、基本は弱い人や苦しんでいる人の味方なんだよね。
しかも犯罪を悔い改めた人の更生こそが願いだなんて。
顔面の絆創膏もあいまって・・・

・・・・・愛おしい・・・・・( ´´ิ∀´ิ` )[ハートたち(複数ハート)] ←!

しかし今回の犯人には全く同情の余地がありませんでした。
こ奴らにとって一般庶民は人間以下の扱いなんだな・・・怖いわ~・・・
といっても同じ寄宿学校に通うお金持ちの嬢ちゃん坊ちゃんも毒牙にかけてますけどね。
快楽殺人犯の気持ちは、さっぱり分からんよ。
一種の支配欲からくるマウント行為みたいなものなんだろうか(´д`)
群れの中で自分の位置を確認する為にしてるとしたら迷惑な話だな~・・・
それにしたって殺しはしないよな、普通。
キミーに対しての暴力も筆舌し難いほど酷いものだったし。
(お前は自分のプリンセスになんてことしやがる!)
・・・・うん、やっぱり異常すぎて(°д°)分からん![ぴかぴか(新しい)]


そんなこんなの映画特捜部Qシリーズ2作目までの感想でした[かわいい]
このシリーズは第三弾が1月28日に公開されたのですが、東京の『ヒューマントラストシネマ渋谷』1館だけという残念っぷりです!・゜・(ノД`)・゜・
2月4日には大阪の『シネ・リーブル梅田』でも公開されるそうです。
全国で2館のみ!
こりゃひでえ![猫][黒ハート]

・・・・・・私は大人しくDVDになるのを待ちます・・・・・



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