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映画『VR ミッション:25』を観ました(*゚Д゚*)♪ [映画]

久しぶりの映画記事です[かわいい]


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『VR ミッション:25』(原題;The Call Up)  
2016年イギリス製作 チャールズ・バーカー脚本監督作品 90分
出演; マックス・ディーコン、モーフィッド・クラーク、アリ・クック、クリストファー・オビ、パーカー・ソウヤーズ、エイドリアナ・ランドール 他


ザイバツって財閥のことですかいのう?なあらずじどうぞ[手(パー)]


近未来のニューヨーク。閑散とした高層ビルにある「ザイバツ・コープ」社のオフィスに、8人の男女が集められた。彼らはオンラインゲームの名手で、最新テクノロジーを総動員して作られた最新型バーチャル・リアリティ・ゲーム「ザ・コール・アップ」をいち早く体験できるという、夢のようなチャンスを得たのだ。彼らは高分子マトリックス製のスーツとヘルメットを着用し、完全没入型のバーチャル・リアリティ・ゲームのプレイを始める。リアルな戦場さながらのゲームの世界に興奮するのも束の間、彼らはすぐにこのゲームが罠であることに気づく……。


「Yes we can ! d(*゚Д゚*)」な予告編もどうぞ[手(パー)]




それでは感想です。
多少のネタバレ有りまくりなので、ご注意下さいね♪


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無人のビルに集められた、オンラインゲーム大好きな男女八人。
ぱっつんぱっつんなモーションキャプチャスーツが、ポップでキュートでナイスな奴らなのです。
ユーザーネームは左からアトラス、ダ・チーフ、リーパー、マスタング、シューター、ソックス、スレイヤーガール。
もう一人は画像に居ませんがテロリスト。
・・・本人はユーモアのつもりで名付けたようですが、これたぶんオンラインゲームあるある。
自虐的で悪趣味な名前つけちゃって、オフ会で完全スベっちゃったよ、やめときゃ良かったね系・゜・(つД`)・゜・
何故ってユーザーネーム『テロリスト』はムスリム(イスラム教徒)なので。
他のユーザーたちに言わずもがな・・・な空気が流れ、何よりも名付けた本人が気まずい!(  ̄▽ ̄)おぅっ

プレステなんかはユーザーネームって1度決めたらなかなか変更出来ないので、酔った勢いとか後先考えずに付けたヤツだと、後で痛!痛たたたた!!な事になりますよね。私が聞いた一例だと今カノの名前つけちゃって数ヵ月後に別れたとか(爆笑)←!

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ぱっつんスーツにプロテクター装着!
全て装備してヘルメットのゴーグル部分を下ろすと、あら不思議!無機質な真新しいビル内が、古ぼけて年期入ったテロリストが占拠する戦場へと化します。


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プレイ中はコスチュームも変化します。
防弾ベストは一回だけダメージを防いでくれるのですが、被弾すると実戦さながらの衝撃を食らい、痛みも感じる仕様。
1度銃弾を防ぐと消えてなくなるので、次に被弾したら・・・


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防弾ベストが無い状態で被弾すると現実世界同様に激痛を感じ、VR映像内では血も流れます。
メディパックという救急キット(お注射)を使えば傷が瞬時に癒える。
ではメディパックを使わなければ・・・
ここからが阿鼻叫喚!


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撃たれて暫く時間が経過すると本当に死亡するという、地獄のデスゲームだったのだよ!Σ ゚Д゚≡( /)/エェッ!
だから皆必死です。
そりゃそうです。
ただのVRゲームの大会に腕自慢が集められ、賞金十万ドルをかけて点数を競い合うのかと思いきや。
ぶっちゃけ主催者に騙されて殺人ゲームを強要されるわけです。
世の中そんな旨い話しは無いですね。
この作品の監督脚本を手掛けるリチャード・バーカーは本作が長編デビュー作とのことです。
脚本の細かい部分の矛盾点は多少目立つものの、VRゴーグルを下げてる時と上げてる時の映像の切り替わりはかなり上手いと思います。
ゴーグルを下ろすと装着状態なので敵は見えますが、上げた状態だと無機質な白い部屋が目の前に広がっているだけで、敵は見えない。
でも敵が近付いてくる足音や銃の引き金に手をかける音は聴こえるという。
ゴーグルを上げようが下げようがゲームは進行し、命は危険にさらされる。
この辺りの視覚と聴覚を使って観客を作品に集中させて引き込む感じは素晴らしいです。
あと、キャラクターの個性も良かった。


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特に画像左から三番目のぽっちゃりゲーマー『リーパー』のダメ人間っぷりは目を見張るばかり!
これは実際に観た人にしかわからないようなオンラインゲームプレイヤーあるあるなんじゃないかっていうね。
監督脚本のチャールズはきっとこの手のタイプ嫌いだね?(笑)
リーパーは基本悪いヤツじゃないんだろうけど、壊滅的に空気が読めない身の程知らず。
かなりの確率で周りの人間をイラつかせてしまうKY臭が凄いです。
私はオンラインゲームって殆んどやらないのですが、現実世界で気弱なタイプが、仮想世界ではイキってしまうという、あれを表現してるんでしょうかね。
何とも観ているものを居たたまれなくさせる感じがナイスです。
リーパーたん、ドンマイ!

この8人の中で一番頼りになる戦闘力の高いリーダータイプ「Yes we can ! d(*゚Д゚*)」なバラク・オバマ氏似のシューター。
元軍人のリアルで戦闘力高いナイスガイ。
私はロッカールームでチラリと見ただけですが、引き締まった腹筋ご馳走様でした![ハートたち(複数ハート)] ←!
冒頭のぽっちゃりKYリーパーたんとシューターの気まずいシーンで笑えます。
堪らんです。
も~・・・現実と非現実の境が分からなくなると、ここまでなのかと!(日本人にはあまりいないタイプかもしれませんね)
シューターの常識的で紳士的な振る舞いが更に笑を誘うのですよ(笑) 
でもリーパーたん役の役者さん演技が凄く上手いですね!
このKYで情けない感じを本当に上手く演じています♪

このゲームが殺人ゲームだと気付いてないので、シューターは鈍くさいリーパーたんを庇って被弾したり、他人のためにメディパックを使用したりと如何にも品行方正な行いをするのですよ。
一番強いから弱い者を守ろうというイケメンシューター。
それが後々大変なことになります(つд;*)



ちょっとラストの方でウルっとさせるシーンもあり、良かったと思います。
こんな不条理な殺人ゲームの中でも過去のトラウマを克服する者がいたり、ホラー映画で有りがちなキャーキャー言って泣き叫ぶだけの役に立たない女子が次第に底力見せるようになったり。
シャレにならならい裏切りと暴挙に走るものもいたり。
リーパーたんは案の定な感じだったり(遠い目)
極限の人間模様は結構楽しめます。

作風としては不条理スリラーの傑作『CUBE』を思わせるような出来ですかね。

この『VR ミッション:25』は日本での評価はあまり高くないですが、私は結構楽しめましたよ♪
監督のリチャード・バーカーは長編作品初監督、初脚本でここまで表現出来るなら次回作も楽しみです。
バーチャルリアリティのゲームに興味のある方は結構楽しめるんじゃないでしょうか。
是非ともリーパーたんでイラっ(>д<*)としていただきたい[かわいい]



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