SSブログ

映画『SWITCH(スウィッチ)』を観ました!ε===(っ≧ω≦)っ スタコラ逃げろ! [映画]

連日の灼熱地獄に夏バテなどしていませんか皆さん[かわいい]
私は・・・食欲は有る・・・[猫]

61BfNvPlCmL._SL1000_.jpg

『SWITCH(スウィッチ)』(原題 SWITCH)
2011年フランス製作  100分
フレデリック・シェンデルフェール監督
出演:
カリーヌ・ヴァナッス, エリック・カントナ,
メディ・ネブー, オーレリアン・ルコワン,
カリーナ・テスタ

テラスからエッフェル塔が見えるアパートとか最高じゃん!な予告編もどうぞ[手(パー)]



海外旅行で御用心!なあらすじ[手(パー)]
カナダのモントリオール在住のソフィは知人に薦められ、期間限定のアパート交換サイト“switch.com”を見つける。
サイトで知り合ったパリ在住のベネディクトという女性とアパートを交換し、憧れのパリへと旅に出る。
最初はパリの生活を満喫し大いに羽を伸ばすソフィだったが、次第に恐ろしい陰謀に巻き込まれ、存在そのものを交換されてしまったことに気付く。


それでは感想です。
盛大なネタバレしてるかもしれないので、ご注意下さい[かわいい]

s-1-6dcae.jpg

ヒロインのソフィはフランス系カナダ人。
仕事で行き詰まり落ち込むのだったが、季節は8月、フランス人はバカンスシーズンなのです。
知り合いに勧められアパート交換サイトを利用して、12歳まで住んでいた懐かしのフランス・花の都パリへと旅立ちます。
・・・・・・はい、ちょい待ちー!!
実際顔も素性も分からない相手と海外でアパート交換するとか、堅実慎重な(臆びょ・・・ゴニョゴニョ)ジャパニーズの感覚では考えられまっせーん!!((((;゚Д゚))))
何かトラブルが有ったらサイトが保証してくれる・・・とか言ったって、それ以前に「え!?何か有るの?過去に有ったトラブルの事例を教えんかい!」とジャパニーズは思うわけですよ。
何か起きてからじゃ遅いんだぞ!と思うわけです。
ね~・・・でもそんなこと言ってたら、あの名作ロマンティック・コメディ『ホリデイ』だってストーリーは進まないんですけどね。(身も蓋もない)

ここは軽い気持ちでアパート交換サイトにお世話になります、ごっつぁんです!なソフィ。
しかし『ホリデイ』はロマンティック・コメディですが、『スウィッチ』はサスペンス・アクション映画なので、悠長なこと言ってらんなくなるのです。

341122_01_04_02.jpg

すぐに・・・・こうなると。
海外旅行中に事件に巻き込まれるだなんて、想像しただけでも勘弁してくれって感じですが、ソフィの場合は狡猾な犯人のせいで存在そのものを交換されてしまいます。
何故かアパートの住人が、ソフィをアパートの持ち主ベネディクト本人だと証言したり、ベネディクトの実母がソフィの写真を見てベネディクト本人だと証言したりと、???(°д°)???です。
どうなってんだ一体・・・・と、見ているこっちは謎なのですが、話が進んでいくと納得でした。
・・・・なんかちょっと、それも切なかったです・・・・il||li(つд-。)il||li

このままじゃベネディクト本人に仕立て上げられて、犯罪者にされた挙句に精神病院行きだよ!ソフィ絶体絶命のピンチです![パンチ]
ヒロインのソフィは如何にも細身で、か弱そうそうな小柄美人なのですが、カナダでは毎朝ハイペースのジョギングを欠かさないという、アスリート並の体力を持った人でした。

341122_01_05_02.jpg

逃げろや逃げろ!スタコラ逃げろ![かわいい]
強面のフランス人警察と、白熱の追いかけっこを繰り広げるソフィの健脚最高![黒ハート]
でもこの追いかけっこはフランス映画っぽい演出で面白かったです。
フランス映画って真面目なシーンに、ちょくちょくコメディ要素ブッ込んでくるんですよね。
一家団欒のリビングに乱入して駆け抜けるソフィと警部は、ちょっとした泥棒と警官のコントみたいで楽しかったです[猫][ハートたち(複数ハート)]
逃げるソフィのすばしっこいこと!フレンチ警部も負けちゃいませんでしたけど。
しかしソフィが車道に飛び出して、スクーターに乗ったお兄ちゃんの頭を思いっきりぶん殴って転倒させる所は、盛大に吹きましたよ。

フランス映画・・・・・侮れねえ!!(`・ω・´)☆

もうどんだけソフィは猛者なんだよっていうね。
窮鼠猫を噛むどころの話じゃなかったよ。

この作品で思い出したんだけど、10年ほど前に観た『クリムゾン・リバー2~黙示録の天使たち』では、如何にもマッチョな黙示録の天使が、すごい勢いで木の塀を人型にブチ抜いて逃亡して行ったんですよ。
緊迫したシーンにも関わらずコントかよ!な描写に、友人と二人映画館で肩を震わせて笑いを堪えたもんです。
(映画の出来は1作目に遠く及ばず・・・な感じでしたが)
ホラーやサスペンスでも関係なしにシュールな笑いをブッ込んで来るので、フランス人監督や脚本家って遊び心が有るんでしょうね。
私のブログでも感想を書いた『正体不明 THEM (ゼム) 』も凄かったですからね。
ドアノブ外れる所とか、まるっきりコントでしたもん。

話を戻しまして・・・・[猫]
この作品に出てくる日本人女性が、とても印象的でした。
本当にチョイ役なんですけど、かなりグッと来る描写で私は大好きです。
この日本人女性は、ソフィに銃で脅されて車と現金、カードを取られてしまうのですが、警察署で事情聴取している時のセリフがホント良くて。
・・・・そう感じた貴女は最高に繊細で優しい人だよ。
この女性は脚本のジャン=クリストフ・グランジェや監督のフレデリック・シェンデルフェールの日本人女性像なのでしょうかね。
警部以外の刑事たちが、ちょっと日本人を小馬鹿にした感じで「今夜は寿司だなwww」とか、何が面白いんだか分からないような冗談飛ばすのですが(笑)
たぶん軽い女性蔑視と人種差別ジョークであることは何となく分かった(´・ω・`)
日本人男性がフランス人女性を見て「今夜はバターたっぷりギトギト・フレンチだなwww胃薬用意しとけよ」・・・って言うくらい失礼で下品な冗談なんじゃね?
そこに被せるように入れた優しく繊細な日本人女性像の描写は、日本人への温かい視点を感じて和みました[黒ハート]
傲慢な態度とって他国を見下してばかりいないで、他国の良いところちゃんと見ろよ!的なメッセージを感じました。
(単に自己主張キツくない優しい日本女性好きーー!![ハートたち(複数ハート)]的なものかもしれませんが[猫]
こじんまりとした商店の黒人店主も良かったですね。
誰にも頼れない状況に追い込まれたソフィを、唯一通報しないで知らんふりしてくれるシーンでは、ソフィと一緒に私もニコッと笑みがこぼれました。
私はたぶん、この辺りの描写がなかったら、この感想記事を書いてないと思います。
それくらい印象的で好きなシーンでした。

結末は書かないようにしますが、この作品はなかなかに良質なサスペンス・アクション映画だと思います。
まだ観ていない方は如何でしょうか[かわいい]



[天秤座] 余談 [天秤座]

バカンス気分のウキウキ・ソフィがパリの公園で男前なアラブ系男性に声をかけるのですが。
昔、某有名国立大学のお偉い名誉教授様に「世界で一番ハンサムが多い国って何処ですか!?」と、目を輝かせて ←! 聞いた事があるのですが、「アラブ系だね」と答えが帰ってきました。
(たぶんこの教授(男性)の個人的な好みだと思います[猫]
それ以来私の中でアラブ諸国は、世界で一番ハンサムが多いというイメージです(笑)[黒ハート]
確かに端整で男性的な魅力に溢れた容姿の方が多いですよね。
この名誉教授は延々と美女の多い国を私に語ってくれましたが、何故かそのときは話も右から左で覚えていません・・・男性の方ごめんなさい。
でもググればきっと出てくるさ!(適当)
そんなアホ話。








共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。