『正体不明 THEM -ゼム-』を観ました♪ ∑(;゚Д゚)! [映画]
この作品は6月2日の記事で紹介した『荒木飛呂彦の奇妙な映画
論』でも取り上げられていたものです
タイトルからして勝手にSFホラーっぽいな・・・と思っていたのですが、(遊星からの物体Xみたいな)荒木先生の本を読みサスペンス要素の強いホラー作品で面白そうだったのでレンタルしてみました。
『正体不明 THEM -ゼム-』
製作年:2006年 製作国:フランス 原題:ILS/THEM
はい、ざっとあらすじ
ルーマニア、ブカレスト郊外。この街のフランス人学校で教師をする、フランス人女性クレモンティーヌと夫で作家のリュカは、街から離れた林の中の屋敷に引っ越してきて3ヵ月が過ぎた。
静かで平穏な日々を送ってきた2人だったが、その夜事態は一変する。
懐中電灯を持った正体不明の何者かが、集団で夫婦の屋敷を襲撃し始めたのだ。
理由も分からぬまま、夫婦は暗闇の中を必死で逃げまどうのだったが…。
ルーマニアで起こった実話を基に描く、フランス製戦慄ホラー。
それでは私の感想を・・・
ネタバレ有りですので、ご注意ください
冒頭の方で母と娘がひとけの無い夜のルーマニア郊外を車で走っているのですが娘役の女の子・・・
たぶん10代の子だと思うのですが、声が!とっても!酒焼け気味!(笑)
そこが気になっちゃってもうストーリーそっちのけで聞き入っちゃいました。
しっかりした声だな~・・・40代~50代くらいの年齢と思われる母親役の女優さんよりも、しっかりとした声でした。
ここ個人的にツボでした
な~んて冗談言ってるうちに、この母娘が些細なことで口論。
車は道路を飛び出して木に衝突!。
・・・・ここから母と娘は惨劇の餌食となって行きます・・・。
正体不明の何者かに襲われるのです。
そう、タイトルにもある通り正体不明なのです。
冒頭からして演出が上手いなと思いました。
姿を見せない何者かに車の中で怯える娘が一方的に攻撃されます。
音がまた良いですね。
何かをブンブン振り回している音が不気味に響きます。
でも泣き叫ぶ娘の声は、やっぱり酒焼け状態なのでした。
そこがまたリアルに感じられましたね。
哀れ酒焼け娘と母は暗闇の中で正体不明の何者かによって殺害されます・・・
場面変わって本編の主人公登場。
幸せ真っ只中の美男美女夫婦です
ちょっとだけツッコミ入れたくなるようなバカ夫婦ぶりに微笑ましさも感じました
夫のリュカが妻のクレモンティーヌの為に料理を作るのですが、前菜からメイン、デザートまで全てを鍋に放り込み、まとめて出すという暴挙に出ます。
・・・・・冗談でも何でもなく夫のリュカ的には本気料理だったらしく、そこが地味に衝撃的でした。
リュカはどうも不思議くん系のイケメンらしいです。
不思議系イケメン作家のリュカ。↑
クレモンティーヌよ、彼のこんな所も好きなのですよね?
なんかこの時点でお腹いっぱいなんですけど!
なんか、どうでも良い部分ばかりピックアップしちゃってますね。
これ一応ホラー映画なんですよ。・・・念のため
本題に戻しまして・・・
事件はリュカの衝撃料理(まだ言うか)の夜に起こります。
夫婦仲良く寝静まる午前3時過ぎ。
外で何やら物音がしてクレモンティーヌが目を覚まします。
そしてリュカを半ば強制的に叩き起します。
一緒に外の様子を観に行きましょうと。
ここの演出にもツッコミ入れときましょう。
すんっっっごくリュカが嫌々起き上がります
心の声を文章で表すなら、こんな感じでしょうか。?
『え・・・?・・・お前一人で見に行けばいいじゃん・・・つうか、なんでそんなにノリノリなの・・・?・・・台風の日に外に飛び出しちゃう小学生みたいじゃん・・・』
リュカのめんどくさがり方が、ちょっとツボでした
また話が脱線してますね。こりゃ失敬。
そして外の様子を玄関から覗き見るラブラブ夫婦。
なんと!クレモンティーヌの愛車が、いつの間にやら違う場所に移動していてエンジンもかかってます!
カーステレオは大音量で流行りの・・・なんかよくわからない曲を流してる!え!何で!?
リュカが車に近づいて行くと・・・車が急発進!何とリュカを轢き殺そうとします!
寸でのところで回避するリュカ。
車はそのまま何者かの手により乗り逃げされます
これについてもツッコミ倒したい気分なのですが、柔らかめにしておきます。
クレモンティーヌ・・・・キー指しっぱだ!
しかも車検証やら何やら車の所有を確認できる書類は全部車の中って!
事の顛末を警察に通報したけど信用してもらえない方向です(笑)
わ~・・・なんという、だらしな・・・ゴホンゴホン・・・・おおらかな性格の女性でしょうか・・・
夫婦揃って何と言いましょうか・・・とってもお似合いの夫婦ね
ここからが怒涛の恐怖タイムです。
何者かが家に侵入・・・・
クレモンティーヌが取れてしまったドアノブの穴から侵入者を確認するシーンです。
ここまでは何とかツッコミどころに余裕があります。
ドアノブが取れる所は、どう考えてもコントでした・・・・
このドアノブの穴から覗き込んだ直後はビクッッとしましたが
やけに夫妻の家の間取りに詳しい侵入者たち。
(あ、複数犯です)
家の中で家主たちよりも地の利が有るって凄いよね
命からがら我が家から逃げ出す夫妻。
何だかんだと林を追いかけっこして、すったもんだの大格闘も有りつつ・・・・・
こうなると。
これは衝撃の結末でした・・・・
本編よりも衝撃の結末の方がゾッとしました。
意外な真犯人たちだったので・・・
ここは伏せておきますね
リュカとクレモンティーヌは、その後遺体で発見され犯人も逮捕されるのですが、犯人の一人の供述か・・・・ゾッとしました。
そんな理由で殺しちゃうの!?
これ実話を元にした映画なんです。
ルーマニアって怖い・・・
東欧はなんかヤバイですね・・・映画『ホステル』の舞台はすぐ近くのスロバキアだし。
『荒木飛呂彦の奇妙な映画論』を読んで、観てみた作品ですが。
ツッコミばかり入れてごめんなさい。
・・・こんな弱小ブログを荒木先生は見ないだろうし、ま、いっか
作品的にはすごく怖いのですよ。
土壇場まで犯人たちの顔が一切見られないようにしているのも効果的でしたし、どうして追いかけ回され、なぜ命を狙われるのかも解らないまま逃げ惑う感じも作品
の怖さを盛り上げています。
・・・・でも中盤まで、とってもツッコミパラダイスでした
次は『プレシャス』を観ます
また感想をブログで書くかもしれません・・・・
論』でも取り上げられていたものです
タイトルからして勝手にSFホラーっぽいな・・・と思っていたのですが、(遊星からの物体Xみたいな)荒木先生の本を読みサスペンス要素の強いホラー作品で面白そうだったのでレンタルしてみました。
『正体不明 THEM -ゼム-』
製作年:2006年 製作国:フランス 原題:ILS/THEM
はい、ざっとあらすじ
ルーマニア、ブカレスト郊外。この街のフランス人学校で教師をする、フランス人女性クレモンティーヌと夫で作家のリュカは、街から離れた林の中の屋敷に引っ越してきて3ヵ月が過ぎた。
静かで平穏な日々を送ってきた2人だったが、その夜事態は一変する。
懐中電灯を持った正体不明の何者かが、集団で夫婦の屋敷を襲撃し始めたのだ。
理由も分からぬまま、夫婦は暗闇の中を必死で逃げまどうのだったが…。
ルーマニアで起こった実話を基に描く、フランス製戦慄ホラー。
それでは私の感想を・・・
ネタバレ有りですので、ご注意ください
冒頭の方で母と娘がひとけの無い夜のルーマニア郊外を車で走っているのですが娘役の女の子・・・
たぶん10代の子だと思うのですが、声が!とっても!酒焼け気味!(笑)
そこが気になっちゃってもうストーリーそっちのけで聞き入っちゃいました。
しっかりした声だな~・・・40代~50代くらいの年齢と思われる母親役の女優さんよりも、しっかりとした声でした。
ここ個人的にツボでした
な~んて冗談言ってるうちに、この母娘が些細なことで口論。
車は道路を飛び出して木に衝突!。
・・・・ここから母と娘は惨劇の餌食となって行きます・・・。
正体不明の何者かに襲われるのです。
そう、タイトルにもある通り正体不明なのです。
冒頭からして演出が上手いなと思いました。
姿を見せない何者かに車の中で怯える娘が一方的に攻撃されます。
音がまた良いですね。
何かをブンブン振り回している音が不気味に響きます。
でも泣き叫ぶ娘の声は、やっぱり酒焼け状態なのでした。
そこがまたリアルに感じられましたね。
哀れ酒焼け娘と母は暗闇の中で正体不明の何者かによって殺害されます・・・
場面変わって本編の主人公登場。
幸せ真っ只中の美男美女夫婦です
ちょっとだけツッコミ入れたくなるようなバカ夫婦ぶりに微笑ましさも感じました
夫のリュカが妻のクレモンティーヌの為に料理を作るのですが、前菜からメイン、デザートまで全てを鍋に放り込み、まとめて出すという暴挙に出ます。
・・・・・冗談でも何でもなく夫のリュカ的には本気料理だったらしく、そこが地味に衝撃的でした。
リュカはどうも不思議くん系のイケメンらしいです。
不思議系イケメン作家のリュカ。↑
クレモンティーヌよ、彼のこんな所も好きなのですよね?
なんかこの時点でお腹いっぱいなんですけど!
なんか、どうでも良い部分ばかりピックアップしちゃってますね。
これ一応ホラー映画なんですよ。・・・念のため
本題に戻しまして・・・
事件はリュカの衝撃料理(まだ言うか)の夜に起こります。
夫婦仲良く寝静まる午前3時過ぎ。
外で何やら物音がしてクレモンティーヌが目を覚まします。
そしてリュカを半ば強制的に叩き起します。
一緒に外の様子を観に行きましょうと。
ここの演出にもツッコミ入れときましょう。
すんっっっごくリュカが嫌々起き上がります
心の声を文章で表すなら、こんな感じでしょうか。?
『え・・・?・・・お前一人で見に行けばいいじゃん・・・つうか、なんでそんなにノリノリなの・・・?・・・台風の日に外に飛び出しちゃう小学生みたいじゃん・・・』
リュカのめんどくさがり方が、ちょっとツボでした
また話が脱線してますね。こりゃ失敬。
そして外の様子を玄関から覗き見るラブラブ夫婦。
なんと!クレモンティーヌの愛車が、いつの間にやら違う場所に移動していてエンジンもかかってます!
カーステレオは大音量で流行りの・・・なんかよくわからない曲を流してる!え!何で!?
リュカが車に近づいて行くと・・・車が急発進!何とリュカを轢き殺そうとします!
寸でのところで回避するリュカ。
車はそのまま何者かの手により乗り逃げされます
これについてもツッコミ倒したい気分なのですが、柔らかめにしておきます。
クレモンティーヌ・・・・キー指しっぱだ!
しかも車検証やら何やら車の所有を確認できる書類は全部車の中って!
事の顛末を警察に通報したけど信用してもらえない方向です(笑)
わ~・・・なんという、だらしな・・・ゴホンゴホン・・・・おおらかな性格の女性でしょうか・・・
夫婦揃って何と言いましょうか・・・とってもお似合いの夫婦ね
ここからが怒涛の恐怖タイムです。
何者かが家に侵入・・・・
クレモンティーヌが取れてしまったドアノブの穴から侵入者を確認するシーンです。
ここまでは何とかツッコミどころに余裕があります。
ドアノブが取れる所は、どう考えてもコントでした・・・・
このドアノブの穴から覗き込んだ直後はビクッッとしましたが
やけに夫妻の家の間取りに詳しい侵入者たち。
(あ、複数犯です)
家の中で家主たちよりも地の利が有るって凄いよね
命からがら我が家から逃げ出す夫妻。
何だかんだと林を追いかけっこして、すったもんだの大格闘も有りつつ・・・・・
こうなると。
これは衝撃の結末でした・・・・
本編よりも衝撃の結末の方がゾッとしました。
意外な真犯人たちだったので・・・
ここは伏せておきますね
リュカとクレモンティーヌは、その後遺体で発見され犯人も逮捕されるのですが、犯人の一人の供述か・・・・ゾッとしました。
そんな理由で殺しちゃうの!?
これ実話を元にした映画なんです。
ルーマニアって怖い・・・
東欧はなんかヤバイですね・・・映画『ホステル』の舞台はすぐ近くのスロバキアだし。
『荒木飛呂彦の奇妙な映画論』を読んで、観てみた作品ですが。
ツッコミばかり入れてごめんなさい。
・・・こんな弱小ブログを荒木先生は見ないだろうし、ま、いっか
作品的にはすごく怖いのですよ。
土壇場まで犯人たちの顔が一切見られないようにしているのも効果的でしたし、どうして追いかけ回され、なぜ命を狙われるのかも解らないまま逃げ惑う感じも作品
の怖さを盛り上げています。
・・・・でも中盤まで、とってもツッコミパラダイスでした
次は『プレシャス』を観ます
また感想をブログで書くかもしれません・・・・
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