SSブログ

映画『わらの犬』を観ました・・・(°д°)うわぁ・・・ [映画]

『わらの犬』    原題:Straw Dogs
1971年アメリカ製作  サム・ペキンパー監督    115分
出演: ダスティン・ホフマン、スーザン・ジョージ

4988111280794_1L.jpg


はい、ざっくりあらすじ[手(パー)]
数学者のデイヴィッド・サムナーと妻エイミーは、現代アメリカの
暴力的な環境から避難すべく、妻の故郷でもあるイギリスの片
田舎に引っ越してきた。
だが、魅力的な妻エイミーを虎視眈々と狙う村の若者たち。
デイヴィットは彼らから子供じみた嫌がらせを受ける。
彼らにひとこと言うようにエイミーからけし掛けられても、平和
主義者で気弱なデイヴィッドには、なかなか出来ない。
ある日、デイヴィッドは精神薄弱者のヘンリーを家に匿ったこと
から、彼をリンチにかけようとする若者たちの襲撃を受ける。
知人であるスコット少佐が、そこに仲裁に入るが、暴漢ともみ
合った挙句に撃ち殺されてしまう。
それを見たデイヴィッドの中で、何かがはじけた。
極限まで追い詰められた温厚な青年が、自らも暴力の渦に巻き
込まれていく様を描く。


予告編もどうぞ[手(パー)]




では感想を述べましょう。
観たあと・・・・・モヤモヤ残りすぎ![がく~(落胆した顔)]
私は声を大にして言いたい。下品で暴力的で、イヤラシイ男の人
の集団はもう、ファブリーズをシュッと吹きかけてやりたいくらい
嫌いです[ちっ(怒った顔)]
想像したら可笑しいけど、それくらい嫌悪を感じるということです[たらーっ(汗)]
酒の酔いにまかせてスポーツ感覚、お遊び感覚なんですよ。
狩猟感覚でエイミーを毒牙にかけるわ・・・、デイヴィッドの家の
三輪車や自転車やらを乗り回して警笛を鳴らしている様とか。
爆笑しながらゲーム感覚で襲撃をしかける、こ奴らには唖然・・・
猿かあんたらは・・・[がく~(落胆した顔)]
40年以上前の作品ですが、十分怖かったです。
イラっとし通しでしたが(笑)[ぴかぴか(新しい)]

b3e631b3.jpg

あと、たぶんこの作品は女性が観ると、少々違和感を感じると
思います。
エイミーが受ける暴力のシーンです。
いやぁ・・・元彼(?)だったとしても、あそこで受け入れるか?[ダッシュ(走り出すさま)]
見ながら唖然としました。
そもそも夫が留守の家で二人きりになって、お酒まで勧めるとか
・・・意味不明[たらーっ(汗)]
その後のフラッシュバックの描写は、そこそこ納得出来ましたが。
監督は明らかに女性心理を掴み損ねています[猫]
エイミーに見事なくらい共感出来ませんでした[ぴかぴか(新しい)]
これについては多くを語りませんが、取り返しの付かない暴力を
受けてしまってから、法に訴えて加害者を罰したとしても、まして
加害者を八つ裂きにしたとしても・・・心の傷は簡単には癒えない
と思う。
こういった暴力は、受けないように用心して当たり前です。
女性の場合は危険を回避するために、納得行かなくても普段から
配慮が必要なんです。
100%断固として!加害者の罪ですが、ホントされてからでは
何もかも遅いんだよエイミー・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

こういう類の暴力は、女性にとって殺人に等しい犯罪です。
心が殺されるんだと思う。
女性の皆さん、気をつけてね!もうホントに![もうやだ~(悲しい顔)]
ああ怖い・・・。
モヤモヤしまくりです、この作品・・・。
もっと熱弁奮ってやりたいですが、自重[黒ハート]

sd2.jpg

デイヴィッドとヘンリーが、全てが終わってから車で病院に向かう
シーンは、とても印象的です。
1度暴力の味を知ってしまったデイヴィッド。
一線を超えてしまった彼は(エイミーも)元に戻れるの?
『帰り方が分からない』ですよね。
これは大人向けの作品だと思います。
名作と言われている作品ですが、10代の子とかは観ない方が良い
かも。
若き日のダスティン・ホフマンは可愛いし、必見だけどね[猫][黒ハート]

因みに原題のSTRAW DOGS(わらの犬たち)は、中国の思想家
老子の語録の中からとった言葉で、『超人間的存在である天から
見れば、人間の行動は護身のために焼くわらの犬のようにちっぽ
けな存在にすぎない』という意味だそうです。

共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。