映画『ランダム 存在の確率』を観ました!((((;゚Д゚))))コレコエーヨ!! [映画]
『ランダム 存在の確率』(原題;COHERENCE )
2013年アメリカ製作 88分
ジェームズ・ウォード・バーキット監督作品
出演;
エミリー・バルドーニ, モーリー・スターリング,
ニコラス・ブレンドン, エリザベス・グレイセン,
ローレン・マハー
男女8人しっちゃかめっちゃか冬物語!な、あらすじ
ミラー彗星が地球に最も接近するとされる夜。
エム(エミリー・バルドーニ)とケヴィン(モーリー・スターリング)のカップルは、友人が自宅で開くパーティーに招待される。
男女8人で楽しい時間を過ごそうとした矢先、突如として停電が起きて部屋は暗闇に包まれる。
次々と起こる不可解な出来事。
一体自分たちに何が起きているのかと、皆で議論を交わすのだが・・・・。
存在の確率っつーか、驚きのM字率っつーか!!な予告編どうぞ
それでは感想です。微妙にネタバレしてますので、ご注意下さい
これは文句無しの秀作だと思います。
大抵の人が1度観ただけでは完全に理解できないように作りこまれてるんですね。
2度目に観ると『あ!ここって!Σ(゚д゚lll)』と気付かされて、一粒で二度オイシイという面白い作品でした。
不吉なミラー彗星が接近する夜、ホームパーティーに集まった仲良し8人組。(内一人は微妙な感じですが)
冒頭の和気あいあいとしたテーブルトークで、有名な『シュレーディンガーの猫』の話が出ます。
半々の確率で致死性のガスが放出される箱の中に猫を入れて行う実験。
文章よりもこっちの方が分かり易いでしょう ↓
にゃんこが可愛すぎて辛い!!・゜・(ノД`)・゜・
こんな実験思いつくなよエルヴィンー!!(アニメの目を瞑ったにゃんこの演出は素晴らしかった) ←!
そして、うん、一般人はこの逆説を何となくで理解してれば良いんだよ(震え声)
この逆説が解かれていないからといって、だからといって真実とも言い切れなくてだな。
はたまた、だからといって否定もしきれなくて・・・くらいのもんだよ。(適当!)
この他にも、1923年にフィンランドで起きた事件についても出てきました。
これは本当に有った事件なのでしょうか?
1923年のフィンランドで同じように彗星が接近した日、記憶障害なんだか精神に異常を来たしたのかよくわからないが、不可解な発言をする人が増えたんだとか。
とある女性は『今、家にいる夫は私の本当の夫じゃない!』と警察に通報した。
何故なら『夫は私が殺したんだから居るはずがない!』
・・・・・・じゃあ、その夫誰なんだよっていうね。
う~ん・・・イカレちゃったのかこの妻は・・・っていうのが一番可能性が高いんだけど、この作品のストーリーが進行していくと、『ああ、そういうこと!?』と分かります。
それも一説でしかないのでしょうが
『ミラー彗星』という名前も、作品の内容が分かってくると納得です。
ミラーってのは発見した学者の名前だろうな・・・と普通に思ってたんですけど、あれ、これMirror(鏡)じゃね?
一見鏡に写ったもう一つの世界が存在すると見せかけておいて、実はミラーハウスレベルの無限の世界が存在するっていうね。
ミラー彗星パネェ。
登場人物の弟は多分、理論上で既に何が起こるか予測していたんでしょうね。
考えると怖いですが。
殆ど分かってて実の兄に「何か起きたら連絡してくれ」だけですからね(苦笑)
実験大好きな学者って怖~(;´д`)
入れ替わったタイミングとか、既に複数回入れ替わっている人物に気付かされた時もゾクッとしました。
グラス、絆創膏、ピンポンラケット、写真の裏の数字。
これらがそれに気付かせてくれます。
本当によく出来た脚本で感心しました。
2度目に見たときに、実は既に冒頭から・・・・・
きゃー!!!
とムンク状態でした
もう役者の顔が一致しないとか、一世を風靡したダンサーだった?とか、性悪女の嫉妬心から出る嫌味なのかと思いきや、もう既にそこからだったんでしょうね。
しかし素晴らしい脚本で感服しました。
ヨガの所も微妙に噛み合わないっていうね
ラストの結末も怖かった~!
エムはやらかしますね~!!
気持ちは分かる気はする?けど、もう色々と雑で・・・(笑)
自分が元居た世界に帰ろうとするのかと思いきや、とんでもない力技見せてくれたよ。
そして映画『トライアングル~殺人ループ地獄~』のジェスを彷彿とさせるナイスな自己中っぷりでした
ミラー彗星通過後 = 蓋を開けた後
で、朝が来てバスルームのアレも消えるのがまた良かった。
しっかりと『シュレーディンガーの猫』でした。
ダメ押しに違う世界のエム(たぶん)から彼氏に電話がかかってくるラストも、お見事!!
(でも指輪は2つ存在しているということは・・・ニヤリ)
ちょっと観ている人にだけ解るように感想を書いてみました
この作品って2013年に制作されたのですが、何故か日本公開は2015年だったんですよね。
まだ観ていない方はオススメします。
『進撃の巨人』が好きな方には特にね
一旦記事をUPします。
まだ余談が有るんだって!
余談
『ランダム 存在の確率』でヒロインを演じたエミリー・フォクスラーですが、何処かで見たような美女だな~・・・と思ってたら、『グリズリー・パーク』に出てましたよね!
この作品も制作費はあまりかけていないB級臭ぷんぷん漂う作品でしたが、ラストに2段階の仕掛けがしてあって、ちょっとした衝撃でしたよ。
グリズリーの怖さから少しピントがズレてしまっていますが、B級作品を観て「ファッ!?(°д°)」ってなりたい人はオススメです。
でも好き嫌いは勿論ありますよ。
レンジャー・ボブのオチが・・・(笑)
私と、一緒に見た一人は爆笑しましたけど